陶器市ガチ勢スタイル

4月の下旬、東京都で何度目かの緊急事態宣言が出されるのかいどうなんだいってな頃、「パスザバトンマーケット」なるものに行って来た。ざっくり言い換えると「もったいない市」。展示品やB級品などをお手頃価格で大放出しちゃうYOというイベントだ。

事前にオンラインで来場申し込みをし、当日母と一緒に会場へ行ってみると、それはそれはえれえ列で。入場までに1時間くらいかかるという。そっこーで心が折れた。並ぶの嫌い。しかも天気いいから日焼けしそう。だけどこのコロナ禍の週末、他にやることもない。せっかく来たことだし並ぶことにした。

人混みでいろんなものに触ると手が汚れるし、感染対策も兼ねて白手袋。両手が空くようにリュックサック。ロンTEEに薄手のロングコート。足元は編み上げのブーツ。洋服の趣味が似ているわたしと母は同じような服装だ。

特に目当てのブランドがあったわけではないけれど、馴染みのある無印やビームスも出店すると聞いたので、アウトレット価格でいいものがあれば欲しいな、くらいの感じだった。でも無印なんかは特に混んでいて、会場内でさらに入場制限をしていた。だいぶ並んで入った上にまた並ぶのはキチイので、混んでいるブースはスルー。

思ってたよりも欲しいものないな・・帰ろうとしていたところ、鮮やかな色の食器が並ぶブースに目が止まった。長崎の波佐見焼の「Common」というブランドらしい。母とは「食器でいいのがあったら欲しいね」と話していたので、夢中になって見ていると、スタッフが話しかけてきた。

「今日は食器を見に来られたんですか」

「(ん?なんでピンポイントで食器?)えっ、まぁ、食器でいいのがあったらいいねって思ってはいたんですけど」

洋服屋に入った時にたまたま手に取ったそれを「お探しですか」って言われて「いや・・別に・・」てな感じのやつ?の食器版?何?わたし達はこの広い会場に食器目掛けて一目散にやって来たと思われているのはなぜ?あ、なんでも鑑定団みたいな手袋してるから?

ハテナ顔全開で食器を手に取り続けるわたし達。

「昔陶器市に出店していた時のこと思い出しちゃいました」

(ん?何何??何のこと??)

「みなさんそんな風に軍手していらっしゃるんで」

「あ、そうなんですね〜(初耳〜わたし達はただの潔癖ダヨ〜)」

※( )内は心の声です

なるほど。やはりこの白手袋がわたし達を陶器通だと思わせたのだな。

どれもとても素敵だったので、いくつか購入し大満足で会場を後にした。「品質基準が満たせず、普段は販売ができないファクトリーセカンド」らしいのだが、よぉく見ないとどこがアレなのか分からない。それなのに2割か3割ほど安く購入できた。

黄色のお皿は派手かなぁ?と思っていたけれど、和食でも洋食でも合わせやすい。特にこのオーバル型のお皿は使い勝手もよくって、むちゃくちゃ重宝している。もっと買えば良かった。

それにしてもスタッフさんがわたし達を陶器通として見てきたことが気になって、陶器市についてググってみると

佐賀県有田町で開催される有田陶器市。町内一円にわたって店が並び、いつもは静かな焼き物の里も大いににぎわいます。高級食器の有田焼がリーズナブルな値段で買えるとあって、九州を中心に全国から焼き物ファンが約100万人来場します。

https://icotto.jp/presses/1462

ふむふむ。そんなイベントがあるのね。行ってみたいね。

600軒以上のお店が立ち並ぶメインストリートは約4km。そこを歩きながら品定めしますので、靴は歩きやすい靴でないと大変疲れます。日焼け止めはもちろん、長袖の服、帽子、手袋(陶磁器を触るとき手が汚れます)などの日焼け防止は万全に。人が多く混雑しますので、荷物もなるべく手にもたないようリュック使用で。このスタイルが、いつの間にか「陶器市ファッション」の定番とよばれるようになりました。

https://icotto.jp/presses/1462

長袖、手袋、リュック、母に関しては帽子も被ってた。あの時、スタッフさんに陶器通だと思わせたのは、手袋のせいだけじゃない。わたし達は頭から爪先までモロ「陶器市ファッション」だったのだ。なんか急に恥ずい。てか、わたし達ほぼ毎日陶器市ガチ勢スタイルですどうぞ〜。