【SMTM】SHOW ME THE MONEYってどんな番組?歴代優勝者まとめあり

別のブログに書いていたものを、一部修正・加筆しこちらに移植しています。


SHOW ME THE MONEY 10がそろそろ始まる気配。

SHOW ME THE MONEY(以下SMTM)といえば、韓国にHIPHOPを根付かせた番組といっても過言ではないほど、K-HIPHOPシーンのみならず、韓国の音楽チャートに多大なる影響を与えるラップバトル番組です。超絶ざっくりいえば賞レースなんですが、思わずハマってしまう要素が盛りだくさんなんですよね。

先にお詫びしておきますが、ここからSMTMがどういう番組か説明するのにいちいちお笑いで例えてしまいます。

ハマっちゃう理由1:出演者が豪華

エントリーするのは一般人だけではなくて、すでにレーベルに所属している人、アイドル(練習生含む)なんかも出る。実力未知数の者から大御所まで同じ土俵に立つわけです。

アイドルラッパーVSアングララッパーの構図は番組の中でひとつの名物みたいになってて、過去にはiKONのBOBBYやB.I、WINNERのMINO、SEVENTEENのバーノン、Stray Kidsのメンバーなんかも出ています。

日本のアイドルグループでも曲中でラップパートを担当する方がいますが・・・それとはちょっと違います。韓国のアイドルラッパーの中にはアングララッパーとも互角に張り合コもいるんですよね。強いて例えるならばAAAのSKY-HI氏みたいなのがゴロゴロいる。いや、ゴンロゴンロいる。で、アイドルとしてえぐい下積みもあるから、ラップスキルだけじゃなくてステージパフォーマンスも素晴らしかったりして。

豪華なのはバトル参加者だけではありません。審査員に、第一線で活躍中のアーティストが勢ぞろいなんです。松っちゃんだけじゃなくて、粗品も審査側に座る、みたいな感じですかね。現役でバリバリネタをやってる若手も審査員になるんです。

ハマっちゃう理由2:バトルミッションがおもろい

最初の関門では参加者が審査員に1対1でフリースタイルを聞かせて、10秒くらいで振り落としていきます。アイドルだろうが大御所だろうが関係なくばっさばっさと「お疲れさまでした」と告げる。

最初の方はこんな感じで容赦ない個人対審査員の構図なんですが、途中からはチーム戦になります。このシステムを考えた人マジ天才。自分のチームから優勝者を出すべく、審査員は好みのラッパーをチームに招き、プロデューサーとして、作曲、演出、助演に回るんです。

シーズン8からはプロデューサーにビートメーカーが必ず入るようになりました。つまり、若林・山里・サトミツチームVS松本・板尾・高須チームみたいなことです。

わかりにくいね。

日本でラップバトルといえば、フリースタイルダンジョンでやってるディスり合いのイメージですよね。SMTMでもディスバトルが行われることがありますが、それはあくまでもラップのおもしろさのひとつであり、SMTMにおいてもミッションのひとつにすぎません。

人の悪口っていうのは万国共通でウケるんだろうけど、客の盛り上がりに対して、言われてる側のリアクションを観てるとあんま幸せじゃないな・・と思っちゃいます。

名ディスバトル?といえば、SMTM4のMINO対ブラックナット。アイドルラッパーVSアングララッパーの因縁を象徴するようなバトルです。

この時のMINOはまだWINNERとしてデビューする前だけど、天下のYGの練習生として注目されていた。(シーズン3の優勝がYGのBOBBYってこともあって)ブラックナットは「どうせ優勝はMINOなんだろ」っていうフレーズを最初のミッションから繰り返していて、ただならぬ敵対心を持っていたんです。

でもこのディスバトルでのブラックナットは、ちょっと間違った方向に突っ走っちゃった。そしてそれを冷静にラップでねじ伏せるMINO。

Mnet K-POP
控室でブラックナットにドン引くSIK-K、Loco、JAY PARK。笑
JAY PARKはディスバトルあんま好きじゃないんですよね。このミッションの前に、個人を叩くのはやめよう、みたいなこと言ってた気がします。

こちらはシーズン7でディスに引いてるpH-1。JAY PARK率いるレーベルH1GHR MUSICのアーティストです。

ディスを得意とするラッパーが番組を盛り上げるのは言うまでもないのですが、pH-1みたいにメロディアスなラップを得意としていて、性格も控えめなタイプがディスに向かう姿にわたしはしびれました。ギャップ萌えってやつでしょうか。いざとなったら守ってくれそうな感じを勝手に想像してきゅん。よく考えたらファンて怖いよね。その人の本当の姿なんて知らないのに、勝手に盛り上がり隊。

エニウェイ。

SMTMの後半戦はライブ形式で、若林・山里・オークラが構成を練ったネタをやる誰かVS松本・板尾・高須が構成を練ったネタをやる誰か、の、勝ち負けを会場のお客さんが投票で決める、みたいなことなんです。

わかりにくいね。

そしてこのステージではあっとおどろく豪華なフューチャリングもあるので、わたしはそれが何よりの楽しみだったりします。チーム若林・山里・オークラが、ここぞという大事な場面で助っ人に春日を投入!みたいなことです。

わかりにくいね。

番組では様々なバトルに加え、対決のステージに上がるまでの裏側、曲作りやリハの様子も観られるし、参加者のプライベートな部分も若干追うので、そういった過程も含めて視聴者を巻き込み、自分の中で推しが育っていくんですよね。

で、まあ、きっとやらせ的なもんも多少あるんでしょうけど、別にいいんすよ。TV SHOWなわけで。そんなことは気にならないほどのラッパーの実力とプロデュース力、番組構成なんです。

ハマっちゃう理由3:スターが爆誕する

SMTMで活躍したラッパーは知名度が一気に上がってドメジャーになるわけですが、優勝したから必ず売れるってわけでもないんですよね。ライスよりジャンポケが跳ねる、みたいなことがSMTMでもあります。

それから、わたしは絶対ニューヨークだったけど、最終的にミルクボーイが勝った、みたいなこともめちゃくちゃあります。SMTMの本戦は観客、視聴者による投票なんで、より多く大衆の心をつかんだ人が勝ちます。なので、どのステージで誰と当たるか、そこでどんな曲を持ってくるかもかなり重要。客ウケより、自分のスタイルを押し切って負けるパターンも多かったりします。

SMTM過去の優勝者はこんな感じ。

  1. Loco
  2. Soul Dive
  3. BOBBY(iKON)
  4. Basic
  5. BewhY
  6. ヘンジュ(Rhythm Power)
  7. Nafla
  8. PUNCHNELLO
  9. LILBOI

1回目優勝のLocoは今も第一線で活躍しています。シーズン2で優勝したSoul Diveは最後に出したアルバムは2014年でSpotifyの今月の再生人数50人とか。もかしたら本国では有名なのかもしれませんが。実力だけでは羽ばたけない、きびすぃ世界なのですね・・。

SMTM人気もあり、韓国ではラッパーを目指す人が増えて、番組参加者も年々増えています。裾野が広がったことで「これってヒップホップなんか?」という感じも多々あるんですが(シーズン8以降は特に)、SMTMが、コアなヒップホップファンからK-POPファンまで楽しめる優れたエンタメであることは間違いありません。

SMTM10ではどんなドラマが生まれ、どんなヒット曲が生まれるのか、めちゃくちゃ楽しみです。