Coccoの歌がすきなんです。
2019年12月13日に国際フォーラムで行われたライブのチケットをなんとか手に入れて、わたしは初めてCoccoのライブを体験した。
派手な舞台セットや演出は何一つなかったが、花火や銀テープよりも強く放たれる何かがあった。Coccoがつくりあげる空気は、わたしが今まで足を運んだどのライブよりも生々しく、精気に満ち溢れていた。
沸きあがる感情を抱きしめて歌にして、愛に昇華させているような気がした。Cocoo自身が生きるためにしていることなのかもしれないけれど、平凡なわたしはそれを受け取ることで癒されているように思う。
客席は、スタンディングして飛び跳ねるわけでもなく、激しくヘドバンするわけでもなく、歓声を上げるわけでもなく、それぞれにCoccoとタイマンしているようだった。
受け取り方は自由なのだ。
数日後、お笑いライブ仲間のOちゃんと山里亮太のライブを観に行き、ライブ終わりにごはんを食べていた時、
「Coccoのライブすごく良くてさ、今までで一番、物凄い生(せい)を感じたんだよね」
と伝えたら、
「あ~、私がデスマッチ観に行って感じるのと同じだね」
と言われて、とっさに
「なるほど~~~~!!!」
と大声で言ったけれど、後々考えるとわかるようでわからなかった。
「でもさ、ライブ終わりにスタオベしながら嗚咽してる人がいて、(私も本当に心ゆさぶられて涙も出たけれども)それ見てちょっと我に返ったというか、冷めちゃった」
「あ~、私もこの前竹田選手の背中に包丁がいっぱい刺さって血がドバドバ出て試合が止まって、さすがにそれは引いちゃった~」
Oちゃんはいちいち対デスマッチで返してきた。
私はCoccoの話を投げて、彼女はプロレスの話で打ち返してくるという不思議なやりとり。彼女のデスマッチ愛はわからないけれど、なんちゅうか、お互いにライブっていいよねって心底思ってるのは間違いない。
このブログを読んでくだすった方の中に「読むと長渕剛が流れる」と言ってくだすった方がいました。わかるようでわかりませんが、大変光栄です。